2009年8月の記事一覧

特殊なアレルギー

アレルギーの中には、少し特殊なものも存在しています。


医学上、アレルギーは抗原に反応する免疫細胞の種類によって、4つ程に分類されています。

このうち、今まで挙げた一般的なアレルギーは、

抗原に反応した白血球が分泌する物質によって反応が起こるタイプで、Ⅰ型に分類されるものです。


特殊なアレルギーは、この他のタイプ、という事になります。


Ⅱ型は抗原に反応した白血球自体が細胞を攻撃するタイプで、

ウィルス性の肝炎や悪性の貧血、血小板減少性紫斑病という血が止まらなくなる病気などが分類されます。

また、円形脱毛症や抗生物質のペニシリンに対するアレルギーも、このタイプの1種だとされています。


Ⅲ型は免疫反応によって形成された複合体が、

血液の流れに乗って体のあちこちで症状を起こすタイプで、

難病の全身性エリテマトーデスや、関節リウマチ等が分類されています。


Ⅳ型はT細胞という免疫細胞が抗原に反応して起こるタイプで、

前述の金属アレルギーや漆かぶれなどに代表される接触性皮膚炎等が分類されています。

また、臓器移植等による拒絶反応や、

現在日本では廃止されていますが、懐かしのツベルクリン注射による皮膚反応等もこのタイプに分類されているんですよ。


広義ではアレルギーの1種なんだ、ということで参考までに。

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シックハウス症候群

シックハウス症候群も、アレルギーの1種と位置づけられているんですよ。


シックハウス(sick house)は、直訳すれば"病気の家"となります。

もちろん、家が病気になるわけではありませんけども。


シックハウス症候群は、近代になって発生するようになった、

新しいタイプのアレルギーといえます。


近代、新しく建てられる建物には、様々な化学物質が使われることがあります。

それらの化学物質は、外気に触れているうちに揮発していく事があります。

この、揮発した化学物質を体に取り込んでしまうことで、

様々な症状を起こすのが、シックハウス症候群と呼ばれる病気です。


症状は、頭痛や倦怠感等、主に体調不良の諸症状です。

酷くなると、喘息様の症状を起こしたり、体を動かすのもきつくなります。

また、原因となっている建物から離れると、休息に症状が治まるのも大きな特徴です。


現在では、法規制などもおこなわれて、問題のある化学物質が使用されることは少なくなっています。

しかし、法規制される前の少し古い建物等には化学物質が残留していたりする場合がありますし、

中には違法と知って化学物質を使用している、悪質な例も存在します。


疑わしい場合は、業者等に依頼して、建物の検査をおこなってもらいましょう。

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金属アレルギー

人によっては、金属が原因となってアレルギーを起こす場合もあります。

それが、金属アレルギーです。


金属にも、微量ですが抗原が含まれています。

金属は固体なので、そのままだと抗原が体の中に侵入することはありませんが、

身につける事で、皮脂や汗と反応してごく微量の金属性分が溶け出すことがあります。

その、溶け出した金属がイオン化して体内に入ると、アレルギー症状を起こすんですね。


金属アレルギーの場合、抗原が飛散する事がないため、

ほとんどが接触部位の皮膚症状という局所的な症状を起こします。

主な症状としては接触部位のかぶれや湿疹などです。


金属アレルギーの主なパターンは2つあります。


1つは、アクセサリーが原因となる場合。

指輪やピアスなど、多くのアクセサリーは金属が使用されているため、

それを身につける事で発症してしまうんです。


特に多いのはピアスです。

ピアスは他のアクセサリーと違って、体に穿(あ)けた穴に通して身につけるため、

溶けてイオン化した金属が吸収されやすいんです。


2つめは、歯の治療が原因となる場合です。

つまり、虫歯の治療などで使用した歯冠やインプラントに使われる金属が唾液などに溶け出し、

イオン化して体内に入る事で起きるものです。


一般の病院を受診しても、原因不明と診断されるケースが多いのがこのケースの傾向です。

もし、原因不明と診断された場合は、一度歯医者や口腔外科を受診してみるといいかもしれませんよ。

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薬物アレルギー

薬物――、つまり薬が原因でアレルギーを起こす事もあります。

あ、ちなみにここでいう薬というのは、病気の治療に使う薬の事ですよ。

また、化粧品等が原因で起きるアレルギーも、薬物アレルギーの1種に含まれます。


これは、特定の薬品に対して免疫が過剰に反応してしまうために、起きるものです。

他のアレルギーと比べて症状が重症化しやすいのが特徴です。

アナフィラキシー・ショック等の急性症状を起こす例もしばしば見られます。


薬物アレルギーは完全に体質によって起きるタイプのアレルギーなので、

治療する事はほぼ不可能です。

対策として、アレルギーを起こす薬物を使わないようにするしかありません。


また、抗生物質などを大量に投与した際に、急性のアレルギー症状を起こすこともあります。

"スティーブンス・ジョンソン症候群"と呼ばれる病気で、ごくまれに見られる症状です。


薬物アレルギーで最も困るのは、麻酔薬に対して発症してしまうケースではないでしょうか。


薬物アレルギーを発症すると、以降、同じ薬物は使用・処方できなくなります。

麻酔薬に対してアレルギーを発症してしまうと、

以降、治療の際に麻酔薬が使えなくなってしまうわけですね。


つまり、歯の治療や手術などが困難になるわけですね。

歯だと、根性で麻酔無しの治療も出来なくはないですけど...。


薬物に対してアレルギーがある場合、事前にお医者さんとよく相談することが必要になります。

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ハウスダストによるアレルギー

子供のアレルギーで食物アレルギーと共に多いのが、ハウスダストによるアレルギーです。


ハウスダストとは、いわゆる屋内で発生するホコリを指す言葉です。


屋内では、静電気等が原因となって、細かいゴミやチリ等が固まり、ホコリとなります。

このホコリをハウスダストと呼ぶんですよ。


ハウスダストに含まれる抗原に曝露すると、アレルギーが発生します。

また、抗原にはゴミやチリに含まれる粒子の他、

ダニやノミの死骸、ネズミやゴキブリの糞、室内に侵入した花粉等も含まれていて、

それらもアレルギーの抗原となるんですよ。


症状は呼吸器系の症状が主で、悪化すると喘息の引き金になる事もあります。

また、原因となるハウスダスト(ホコリ)を除去しない限り、

通年的に発症し、慢性的な症状を起こします。


ホコリは生活していれば必ず発生するものですから、

誰であれ、常に曝露している事になります。

したがって、必要以上に曝露しないよう、配慮することが必要不可欠となります。


ハウスダストは目に見えない、死角となる場所に溜まりやすいので、

こまめな除去を心がけるようにしましょう。

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花粉性アレルギー(花粉症)

植物アレルギーの中でも最もポピュラーで、最も患者数の多いのが、

俗に"花粉症"と呼ばれる"花粉性アレルギー"です。

植物アレルギーの中でも、花粉が原因となって起こるアレルギー、それが花粉症です。


花粉症は一般的なアレルギーと違って、小さな子供の患者はあまりいません。

これは、どちらかというと後発的な曝露によって発症するケースが多いからです。

むしろ、大人の方が患者数が多いアレルギーです。


症状はほとんどが呼吸器の症状で、くしゃみ・鼻汁・目の痒み・流涙が主症状です。

酷くなると、常にティッシュが手放せなくなります。


ところで、花粉症は春先だけに発生する、季節性のものだと思っていませんか?

じつはそれ、大きな間違いです。


なぜなら、植物が花粉を飛ばす=花を咲かせる時期というのは、

植物の種類によって全く違います。

ぶっちゃけた話、1年中必ず、なんらかの花が咲いています。


ということは、種類は違えど、花粉は1年中飛びまくっている、ということなんですねえ。


一番患者数の多いスギ花粉症が春先に発生するので、意外と勘違いしている人が多いんです。

しかし、花粉症は1年通して発症する可能性があります。


例えば、秋に花の咲くブタクサ等も、花粉症を起こしやすい植物のひとつなんですよ。


春先以外にくしゃみや鼻水が止まらなくなるアナタ!

ひょっとしたらアナタ、花粉症かもしれませんよ...。

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植物アレルギー

植物アレルギーも、ポピュラーなアレルギーのひとつです。

もちろんその名の通り、植物が原因で起きるアレルギーの事です。


植物の中にもアレルギーを起こす抗原はたくさん存在しています。

食物として食べる事で起きるものもそのひとつですよね。


さらに、植物に含まれる様々な成分が体の中に入ることでも、

アレルギーは起こるんですよ。


例えばその際たるものが、後述する花粉症ですね。

これは、花粉が抗原になります。


他にも、漆の樹液が原因で起きる"漆かぶれ"も、植物アレルギーの一種になります。


特に植物に含まれる抗原は、気づかないうちに曝露する事が多く、

避けづらいもののひとつとなります。


また、植物アレルギー(特に花粉が原因となるもの)の特徴として、

子供よりもむしろ大人の患者の方が多い、という傾向があります。

おそらくは、体質的な原因よりも後発的な抗原への曝露によって起きる事が多いからだと思われます。


植物の抗原は微粒子なため、主に鼻や目の粘膜、皮膚などから曝露します。

呼吸器症状が顕著であり、抗原の種類によっては皮膚症状が出る場合もあります。

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動物アレルギー

アレルギーの中で次にポピュラーなのが、動物アレルギーですね。


要するに、犬や猫等の動物が原因となって起こるアレルギーです。

といっても、直接的に犬や猫がアレルギーを起こすわけではありませんよ。


動物アレルギーは、上記のような動物が持つ抗原が体内に入る事で起こります。

最も多いのはネコアレルギー――、つまり猫によるアレルギーですね。


犬や猫など、いわゆる獣(けもの)の毛と毛の間には、

抗原を含んだ"ふけ"のような粒子が無数に存在しています。

抜け毛などと一緒に飛散した、それらの抗原を吸い込むと、

鼻や喉の粘膜を刺激して、アレルギーの症状を起こします。


もちろん獣だけに限らず、鳥類の羽毛に対して発症する人もいますし、

他の動物に対してアレルギーになる人もいます。

ノミヤダニ等の微細な昆虫によって起こる場合もあります。


また、ハチや毛虫等、虫に刺された場合に起きる"かぶれ"や炎症なども、アレルギーの一種です。

ハチの場合、微量のハチ毒が含まれる蜂蜜でアレルギーを起こす人もいます。
(分類的には食物アレルギーの範疇ですけども)


動物アレルギーを持っている場合や、家族に動物アレルギーを持つ人がいる場合は、

ペットを飼う際に十分気をつける必要がありますね。

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食物アレルギー

アレルギーの中でも、最も代表的な物が食物アレルギーなのではないでしょうか。


食物アレルギーは、名前の通り特定の食べ物を食べる事で起きるアレルギーです。


アレルギーを起こす食物には様々な種類があります。

例えば代表的なのが牛乳や卵。

他にも、小麦・蕎麦・青魚・果物等、実に多岐にわたります。


食物アレルギーは、食物中に含まれる抗原が腸などで吸収されると発生します。

呼吸器・皮膚共に症状が出ますが、比重としては皮膚症状の方が多いようです。


多くの場合、抗原の含まれる食物を食べてから、数時間以内に発症し、

一過性で、しばらくすると症状が治まってきます。


ただし、一部の食物では急性のアナフィラキシー・ショックを起こすこともあるので注意が必要です。


食物アレルギーは大半の場合、子供の時に発症します。

また、子供の食物アレルギーの場合、成長するにつれて治まってくることが多いようです。


まれに、大人になっても残る人もいます。

その場合は、継続して注意が必要になりますね。


食物アレルギーは上記のような特徴を持っているので、

大抵の場合は食事療法だけで経過観察がおこなわれます。

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異常気象が多発